lyrics

果王 King of peache


西方より桃が届く見事なり
黄紅色の甘水は水界のちさき神よ
桃の果実食せば 9000年生きる東方朔なり
長寿の果王 魔除けの桃符
ひんやりとした氷浮かべて桃揺らし
ひとときの夏 ひときわの夏
桃よ桃 桃なればこそ
邪気をはらう黄泉からの果実
* 天のかがみの船に乗り
  異界から現世へやってくる
  ふたたびはゆけぬ桃源郷は
  探せば探すほど遠くなりけり
花は美しき春を語り
実(み)は悦楽と夏にいでよ
死出の旅を遅らせるお伽あれば
鬼を払う命の源もありなん
生まれるときは現世にいざない
死出の旅には櫂を出すという
どこへと川をのぼるのか
辿らぬ語らぬ尋ねてはならぬ
* 天のかがみの船に乗り
  現世から異界へ漕ぎし果王
  いつのひか誘われん
  流れ着く常闇の水辺まで
lyrics Yumi Kojima
music KAF
展覧会の空(Exhibition sky)
 展覧会の空(Exhibition sky) 

サウンドはざわめく
ビルは咲き誇る
ワイドスクリーンがおでむかえ
マルチビジョンが歪む
帽子は黒く渦を巻く
グレーの246は
人人人
アクセントはひらめく
カフェは風はらむ
迷子のポリスが見つけても
僕ら息をひそめる
帽子は黒く渦を巻く
グレーの246は
人人人
戒厳令の街から
さあ同じ空の絵(を)見よう
靴音のマーチ抜けて
ムムム、、、、何処、か、へ、、、

■展覧会の空(Exhibition sky)
 児島由美氏のNONOの詩のブログhttp://nonoks.seesaa.net/から、曲をつけさせていただいた。新山の渾身のピアノソロが光る。いつも上を向いているKAFにぴったりの詩だ。さて空には何が飾ってあるのだろう? 
反量子のスキャット(Anti-quantum scat)
 ◆反量子のスキャット(Anti-quantum scat)
そんな小説があるならば こんな夢もあるだろう            
まるで心臓のように 心臓が揺れて 恋の気持ちのよう     
光に通じる夜を歩く月よ  
この夜はあたたかい 
          
そんな神話があるならば こんな嘘もあるだろう       
まるで迷路のように 言葉が揺れて 神の気持ちのよう        
不埒な理性は 純粋な本能  
晴れた日の苦しみよ 
    
反量子のスキャット
シュレテンガーの手品
星空の笛吹き グラスの息吹き
超電子は行くえをしれぬ
        
光に通じる夜を歩く月よ   
この夜はあたたかい 
        
反量子のスキャット
シュレテンガーの手品
星空の笛吹き グラスの息吹き
超電子は行くえをしれぬ
      
ヘラクレスの星座
パラドックスの渚
反量子になって 領域外の旅
明日には行くえをしれぬ